
神の雫のワインを飲む シャトー・モンペラ感想
木曜日, 21 11月 2013
最近見つけた、超ハイパーコスパワイン。これ、びっくりしました。
安旨ワインを色々と試してきた私として、「なんでこれが有名でないんだろう?」と不思議なくらい。
しかし、有名になってほしくない!!!
有名になると手に入りづらくなってしまいますから・・・。
内緒にしておきたいのですが、やっぱり良い物はしゃべりたいし(笑)、こういうワインが評価されて、ずっと造りつづけてほしいと願う気持ちもあります。
私は「ビックカメラ」で1,980円でこのワインを手に入れましたが、棚に在庫がまだまだ沢山ありました。知名度が少ないのでしょうか。でもワイン名で検索してみると、レビューはかなりの高評価。
はっきり言って、安旨ワインで有名な「コノスル」や「カサーレ・ヴェッキオ」よりも全然こっちのほうが好きでした。これが1,000円台なんてお買い得すぎる。
ロートシルト家おそるべし。
「やっぱりワインはこうでなくっちゃ!!」この価格にしてエレガントさも有。
あまりにも気に入ったので先日、友人のホームパーティに持って行きましたが評判◎でした。おすすめです。
アマンカヤ・グラン・レゼルヴァ・マルヴェックカベルネ・ソーヴィニヨン
(AMANCAYA Grand Reserva 2010年 赤・フルボディ)
Dm.バロン・ド・ロートシルト&ニコラス・カテナ
産地はアルゼンチン。アルゼンチンなんてうまいのかよ!?と思うなかれ。
あのウン十万円のワインを造る、フランスのポーヤック最高級ワイン第一級の「ラフィット・ロートシルト」がアルゼンチンのトップメーカー「カテナ」の造るワインのエレガントさに驚いてコラボを申し出て、生まれたワインとのこと。
栓にもラフィット・ロートシルトの証である、5本の矢と黄色いラインが。
葡萄の品種は、カテナが得意とするマルベックと、ワインの王様カベルネ・ソーヴィニヨン。
発酵はロートシルト社がボルドーで採用している伝統的な技法を採用しているそうです。
さらにリアルワインガイド誌で「安旨賞」を受賞。
と、いろいろとフル装備なワインなんです。
飲む前から漂ってくるワインの香りは豊穣。
向こうが見えない、濃い紫色。
味わいもう、言うと全てが陳腐になってしまいそうなくらい、素晴らしいバランス。
アルゼンチンワインなのに、フランスが見えます(笑)。
繊細にして優雅。
「シルクのような」って言いますが、その言葉がぴったりです。
するするっとエレガントでなめらかなのに、その艶やかで重みのある輝き・・・。
しっかりとした深みと主張しすぎないタンニン(酸味)、そして控え目に華を添える甘さと、甘過ぎない黒い果実の香り。
いくつもの要素が絡みあった複雑さは、まるで、おフランスワインのよう。
余韻も長く、すばらしい。
「やっぱりワインはこうでなくっちゃ!!」
1,000円台でフランスを感じるこの味、超ハイパーコスパワインです。
この味をこの価格で販売してしまうなんて、ヒドイというか、他のワイナリーが可哀相になるくらいです。
ロートシルト社(ロスチャイルド)、といえばちょっと怖いイメージがありましたが、こんなワインを造るとは・・・
価格にも味にも、完全にひれ伏した私でした。
「バロン・ド・ロートシルト」は、高級ワインブランドの代名詞ながらも、1,000円台のお手頃ワインを他にも多数ブランドで展開しています。
スーパーでも多数のロートシルトブランドが並んでいるので、お試ししてみてはいかがでしょう?
5本の矢と黄色いリングが目印です。