
【ハーゲンダッツ抹茶ちょい足し】家にあるものを乗せるだけレシピ
金曜日, 26 2月 2016
庶民の味方、安旨ワインの代表といえばチリワイン。1,000円前後で、その価格ではあり得ない濃くてバランスの良い味を提供してくれて、本当にありがたや・・・。最初の頃は1,000円台前半ワインはエレガントさが足りない、と粋がっていたけど色々飲み比べていくうちに、この価格でこの味を実現することが、いかに難しく素晴らしいかが分かってきたのです。
このコノスルが通常より大幅に高い価格で売り出しはじめたのが「20バレルシリーズ」。名前の通り、年間たったの20樽しか生産しないとか・・・(しかし、樽の大きさが実は超・巨大だった、なんていうオチがあったりして)。
店頭価格は2,200円程度で、通常のコノスルの2〜3倍なのでピッカピカの高級ラインです。こんな袋を仰々しく被せられて、「いいもんだから丁寧に扱ってくれ」感がスゴイです。さらにエチケット(ラベル)にはナンバリングも。
チョロチョロチョロ・・・おぉぉぉ透けないほど濃い!真ん中はもう、黒に近いボルドー色。そしてふくよかでむっちりとした香り。キノコのような?秋の腐葉土のような香りも豊か。バフゥ〜。
味わいは、やや苦味が強くタンニンも調度良くしっかり。味が濃ゆくて、例えるなら砂糖の入っていないカカオ割合の高いチョコレートみたいで、えぐられるように深度が深い。でも、思ったよりもフィニッシュがあっさりしているような・・・?あのむっちりした魅力的な香りからは、もっと粘りや余韻があるような気がして期待しちゃったのですが・・・。
最高の葡萄のみを使用、と謳っているけれども単一品種のせいか素直すぎて、個人的にはもっと複雑さがほしかったです。
期待値が高かったせいか、ちょっと残念なワインになってしまいました。
天下のコノスルだってそんなこともあるさ(ショボーン)・・・。
そんなワインでしたが、なんと翌日飲むと美味しいとの情報が・・・!
あちこちにデキャンタージュ後の絶賛の声が・・・。
私はそうとは知らずに開栓後、すぐに飲んでしまい、なんてもったいないことを・・・。覆水盆に返らず。
オッチョコチョイな自分が悔しいけれど、誰かがこの記事を読んでデキャンタージュ後のコノスル20バレルが美味しかったと思って貰えれば、嬉しいです。ビフォーアフターの飲み比べも楽しめますし。
また、良いワインを作りたい!という気概も伝わってきて好感が持てます。
今度は評判のいいメルローも試してみたいです。