
神の雫のワインを飲む シャトー・モンペラ感想
木曜日, 21 11月 2013
ここここ、これは!!!おいしいじゃないか〜!ピノの概念が変わった・・・!というほどのワインに出会いました。「コノスル 20バレル ピノ・ノワール」。いただき物なのでお値段は定かでありませんが、市場価格でだいたい2,000円前後。ワインをくださった方は大のワイン好きで、前から「コノスル20バレルのピノ・ノワールはおいしいよ」と勧められていたのですが、なにせ私が濃いぃバカなため
「いやいやいや・・・ピノ・ノワールは軽口だからなぁ〜。うーん・・・」
とノリ気でなかったんです。ですが、さすがワイン通〜!この凝縮感とおいしさにはひれ伏すしかありません。味、価格ともに魅力にあふれたワインなので、人に言いふらしたくなる(笑)そんなワインです。
ピノ・ノワールって軽口で繊細なところが魅力。単に薄いっていうのとは違う、本当に繊細でやさしく美しい世界だ。だからピノ・ノワールだけは絶対に他の品種の葡萄とブレンドしない特別な品種なんですって・・。赤ワインなのに魚が合うワインとして知られている。よーし今日は張り切って鯛のポワレを作るぞ!
華やかな女性的な香り。束ねた花や果実を集めたような・・・まるでセレブのお化粧箱のようです。香りの強さは強めです。色は少しくすんだルビー色。一瞬、この色は好きじゃない・・・とがっくりきたものの、グラスにたまってくるとピノとは思えないほどの濃い色が現れてきました。
だんだん濃い色が現れる・・・
歓喜の笑み。なにこれ、おいしい!!!これやばい(笑)
少し甘めでフレッシュなイチゴのニュアンス。甘い香りを放ち、糖度が一番高い時期の旬のイチゴ。ベタベタした甘さではなく、さらりとフレッシュ感のある甘さ。苦味がちょうどよく隠れていてまったく嫌味がなく、それでいてうまみとしての魅力はしっかり。酸味は控え目。凝縮感もすばらしい。
喉をうまみいっぱいのワインが流れた後に、口いっぱいに香りがぶわぁぁあっと広がる。華やか。そして余韻が驚くほど長い!!
これで2,000円前後とはコスパ良すぎ。怖いわーコノスル。フランスワインでこの味だったら1万円払う人もざらにいるんじゃないか、そんな風に思ったワインでした。なぜなら5,000円近くした本場フランス・ブルゴーニュ産ピノよりこっちが好きでした(オロロ〜ン泣)。褒めすぎかなぁ?でも私にとってはピノがこんなにおいしいなんて大発見でした。
さて、鯛のポワレとの相性ですが、思った以上にワインのコクが強く、また甘みが魚のうまみと合わなかったため、「まぁまぁ」な結果に。残念!このワインなら魚よりもローストビーフとかの方が合うかもです。
ワイン好きな誰かを、「こんなピノ・ノワールもあるんだよ〜」と驚かせてみたいですね。
ちょっといいディナーを用意して是非。